みなさん、車中泊ってしたことありますか?
車中泊の良いところは何と言っても自由気まま。一度このFreedomな空気を知ってしまうと、宿を予約してチェックインチェックアウトの時間を気にして…なんてことが少々面倒だと思うようになります。
それにゴールデンウイークやお盆のようなオンシーズンなんて、人気の場所であれば宿確保に何か月も前から計画立てて予約しなくてはいけないし。
そんなこともあって時折フラっと車中泊で遠出します。車中泊ならば天気が大荒れで突然計画を変更したって宿のようにキャンセル代なんてかかりません。それ以前にそもそも車中泊っていう時点で宿代がかかりません。その分美味しいものや体験にお金かけましょう!
*ここから旅の日程やらルートやらで少々長いので、矯正中車中泊の便利グッズのことが知りたい方は読み飛ばして一番下の見出しをご覧ください。
熊野古道の伊勢路の一部を全て車中泊で歩いてきました。
DAY1:道の駅海山に駐車→馬越峠(途中天狗倉山に寄り道)を経て→尾鷲まで。
尾鷲からはバスに乗り「鷲毛バス停」下車そこから徒歩で道の駅海山へ戻る。
<車中泊in道の駅海山><お風呂:夢古道おわせに隣接されている温泉>
DAY2:熊野古道センター・夢古道おわせに駐車→八鬼山を越えて→JR紀勢本線・賀田駅へ。
賀田駅から電車で大曽根浦駅に戻って、そこから徒歩で夢古道おわせに戻る。
<車中泊in道の駅花の窟><お風呂:夢古道おわせに隣接されている温泉>
DAY3:道の駅花の窟に駐車→JR紀勢本線・熊野市駅→大泊駅→松本峠と鬼ガ城・花の窟屋を経て→道の駅花の窟に戻る。
<車中泊in道の駅くしもと橋杭岩><お風呂:ゆりの山温泉>
自分の計画を自画自賛するわけではないのですが、行きで使った道をまた戻るというピストンパターンではなく、きちんとサーキット(周遊)できるように車と公共交通機関を使って、伊勢路の見所をぎゅっと濃縮したいいルートを上手く計画できたなと思ってます。
この計画をたてるに当たって大いに参考になったのが、「熊野古道伊勢路図絵」です。
これは三重県地域連携部地域活性化局東紀州振興課(tel:059-224-2193)に問い合わせて頂いた資料なのですが、資料が届いてみてあまりにも内容が充実していてビックリ!資料の多さにも二度ビックリしました。
三重県、かなり伊勢路に力を入れていると思います。この資料は素晴らしい!しかも無料。
3年前の同じ時期にも熊野古道の中辺路を歩いたことがありますが、中辺路と較べると伊勢路は静かな印象を受けました。その分古人の辿った足跡に想いを馳せたり、行き倒れ巡礼供養碑の前で静かに黙祷を捧げたりとゆっくりじっくりと歩くことができました。
そして照葉樹の森の密度の濃さ・むっと立ち込める緑の匂いには圧倒されます。
ある程度歩くと町や集落がでてきて、それもまた旅気分を盛り上げてくれます。山を越えると海。紀勢本線も風情があります。渋くて奥深い伊勢路でした。
車中泊に必要なものって何?
車中泊で準備をするものって、車中泊に自分が何を求めるか?で変わってきます。ざっくり分類してみると…
①「眠」:ただ寝ることのみを求める
車の座席がフルフラットになるという前提で話を進めたいと思います。座席を倒したフラットな場所にマットと寝袋、あれば枕(経験上、枕があった方が快適)を持ち込めば、もうそこは立派な寝床となります!
私たちはテント泊登山もするので登山用のマットと寝袋を流用できたこともあり、車中泊のハードルは高くはなかったです。お金をかけたくなければ、自宅の敷布団(車のサイズに合えば)と毛布を使用するのも全然OKだと思います。
②「眠」+「食」:寝て食べる。
外食やコンビニ・スーパーのお惣菜で「食」の部分はまかなえますが、ちょっと温かいものが飲みたかったり、小腹が空いた時にイチイチ買い出しに出るのはあまりにも不自由で非効率です。そもそも近くにスーパーはおろかコンビニすらないこともありますしね。
そんな時に役立つのがクーラーBOXとガスコンロ、鍋、保温ポットです。あとカトラリーやナイフもお忘れなく。(ちなみに私たちはクーラーBOX以外ガスコンロや鍋や保温ポッドも登山用です)
特に登山用のストーブはコンパクトでオススメ!写真は組立て途中ですが、たたむと手のひらに乗ります。
③「住」+「眠」+「食」:寝て食べて住まう
ここまで行くと車自体、ハイエースやフォルクスワーゲンのワーゲンバス(この車欲しい!可愛い)、キャンピングカークラスのものが必要と思われます。
知人の登山ガイドさん、シーズン中は家に帰るのが面倒になるらしくハイエースを改造(中にベッドや机がある)して住んでます。一度中を覗かせてもらいましたが、十分暮らせるなぁと思いました。山から山へ気ままに移動するその暮らしっぷり素敵です。
ちなみに私たちの車中泊レベルは②なので、この③クラスで必要なものは「?」です。
車中泊のノウハウ・必要なものリストはネットや専門の本などで情報がたくさん転がっていますので、ここでは細かなことは割愛して矯正中の車中泊でこれはあって良かった!!便利だ!!と思ったアイテムをご紹介します。
矯正中の車中泊・便利アイテムたち
SEA TO SUMMITの折り畳み式コップ
ヘッドライト
ナルゲンウォーターボトル
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