福井県の荒島岳・岐阜県の福地山・長野県の蓼科山と今年も例年通りのそこそこのペースで登山続行中のでこぼこオラフ。この季節にしか見れない真っ青でクリアな空と凛とした空気、凍てつくような風、そして雪…
この季節にしか出会えないものがたくさんある雪の山も大好きなのですが、環境がそれなりに厳しいので気軽な心持では望めないのが雪山というところ。
ここらでちょっと趣向を変えて太平洋の海を眼下に望みながら気軽な低山縦走~♪に行ってきました!
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沼津アルプスへ
今回は友人夫婦と一緒なので、車2台を駆使して志下坂峠から徳倉山~横山~香貫山を縦走。ちなみに車は1台を香陵台公園の駐車場に、もう一台は「KKR沼津はまゆう」の近くにある海岸沿いの駐車場に停めました。(どちらも無料です)
この季節(登山日:2018年2月4日)で沼津ではすでに水仙や梅が咲き誇っているし、陽だまりではオオイヌノフグリも咲いていたり、山に入ったら入ったで常緑樹が多いし、山が全体的に緑っぽいし、柑橘類がなってるし…寒い山国に暮らして最近雪山ばかり行っていたので、とにかく植生が全然異なることが新鮮!
それから海を間近に見ながら歩けるのも新鮮~!同じ海でも冬の日本海側の海は冬型気圧配置の影響でだいたいどんよ~りしているけど、太平洋の海は明るいなぁ。この明るさは何かこう人の気持ちを上げてくれるものがありますね。
登山道になんの実か分からないけど、何かの柑橘類を発見。鳥がツツいた痕があって、改めて植生の違いを感じ入る。
だって、登山道に実がなった木があるもんな~。
そして富士山。海・柑橘類・富士山…あぁ、私静岡にいるなぁと思う。
沼津アルプス…低山だと思って完全に舐めていましたが、アップダウンが意外とあります。ロープ渡してあるところも。
そして私が個人的にいいなぁとツボだったのが、沼津アルプスの手作り感あふれる標識。ヘタウマの極みです。いい味でてるよ!
友や相方さんとポツポツ話しながらテクテク歩いて、同じ景色を見て同じ時間を共有できる幸せ。沼津アルプス、いいお山でした。
登山中の口腔環境は過酷だ!
さて、ここからが本題。
歯の矯正をしていて一番避けたいことって「虫歯や歯周病」ではないでしょうか?
だって、矯正中に虫歯になったらひどい場合は一旦矯正治療を中断しないといけません。ただでさえ長い矯正期間なのに更に虫歯治療なんかで伸ばしたくないですよね。
虫歯にフォーカスすると、虫歯は「歯」と「菌」と「糖」の三角関係のバランスが崩れた時になってしまうものです。
健康な歯であれば「食事」→プラーク(歯垢)形成→プラークの中の菌が糖から酸を形成→酸によって歯の表面が溶ける(脱灰)→唾液で酸を洗いながす→唾液の中の成分が再び歯の表面に取り込まれる(再石灰化)→20~40分ほどで元の状態に戻ります。
口の中では食事のたびに「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されているというわけ。で、注目すべきは脱灰と再石灰化の起こる時間です。脱灰は食事後2~3分で始まるのに対し、再石灰化には20~40分程かかるんです。
つまり再石灰化で歯の表面が元通りになる前に「糖」を摂取してしまうと、またもや脱灰が始まってしまい、歯の表面はどんどん溶けていくのです。
甘い物を摂らなければいいんでしょ?と思っていたら大間違い!
エネルギー源であるブドウ糖(お米もパンもブドウ糖を含みますよ!)や果実に含まれる果糖などなど、普段の食事でも多少なりとも糖が含まれているんです。結局は毎日の食事の度に酸は作られているってこと。
さらに一番危険なのは糖が多量に含まれていて口の中に残りやすい食べ物(キャラメルやあんこ、クッキーなど)と歯を溶かす酸性の食べ物(レモンやグレープフルーツの柑橘系、ワインやお酢など)なんです。
沼津アルプスで食べたものから登山中の口腔内を考える
それでね…考えてみたら登山って体を動かすのにそれ相当のエネルギーを摂取しないと体がもたないので、1~2時間に最低1度は行動食を摂取するんですよ。
エネルギーに変換しやすいのは糖なのでそういうものばかりを食べることになります。
今回の沼津アルプスで食べた物を挙げると…
1)登山口に向かう車中で鶏そぼろご飯を食べる&さらにしばらくしてからガトーショコラを食べる
2)行動中はどら焼き、一口まんじゅう、クランキーチョコレート、焼きおにぎり、友からもらった梅干し純(梅干し100%のタブレット)を適宜食べる
3)下山後は沼津港で沼津バージョンの海鮮ひつまぶしを食べる
もうね、食べ続けてますよ。この間歯磨きしたのは1)の後に高速のPAで1回きり。
これが夏山となると2泊3日で紹介されるようなコースを頑張って1泊2日で行ったりするもんだから、
→矯正中の登山 ~2017.8.19&8.20 上高地→南岳~
行動食の摂取量も多くなるし、摂取する時間的間隔も短くなるし…さらに登山中は普段行うような丁寧なケアもしづらいし
こうして考えてみると登山中の口腔内って劣悪な環境じゃなかろうか?再石灰化が間に合ってないんじゃなかろうか??と思ってきました。
普段のケアは歯医者さんに「矯正しているわりにはよく磨けています」(→矯正中でも歯磨き上手!私の歯磨き5つのステップと秘訣)と言われてイイ気になってましたが、登山中がこんな状態なのでちょっと自信なくなってきたよ。
だからといって登山はやめられないしな~。折り合いをつけるにはどうしたら良いのだ?と新たな課題が見つかった沼津アルプスでした。
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