マウスピース矯正(いわゆるインビザライン)のパイオニア企業であるアライン・テクノロジージャパンのHPで興味深いアンケート結果の記事がありました。
それによると60代以上の男女400人に聞いた「失って後悔しているもの」のNo.1はなんと「歯」!と答えているのです。またシニア世代が同世代を見て「印象が良い」と感じる人の、その印象を左右するパーツに1位「髪の毛」2位「体形」3位に「歯」を挙げています。
ちょっとサンプル数が少ない気がするし、インビザラインの会社のアンケートですので、作為的な感じもしないことはないのですが…
→「シニア世代400名に聞いた若い時の自分に伝えたい歯のこと」
でも、私の母方の祖母(85歳)は数本の歯を残して入れ歯で、その祖母が「自分の歯で噛めた方が断然良い。歯は千金に値する」と言っているので、この結果もあながち間違ってはないかな。という気もします。健康も若さも失ってからその大切さに気付くようにね。
このアンケートでもう1つ興味深いのは歯並びの良し悪しと残っている歯の残存数には少なからず関連性があるということです。
つまり歯並びが良い=歯磨きがしやすいということですね。確かに凸凹していると磨きにくいもんな~。
磨きにくさをそのままほっておくと虫歯や歯周病を誘発して…更に歯周病は歯の問題だけにとどまらず全身疾患(脳梗塞・動脈硬化・糖尿病・心筋梗塞などなど)の引き金にもなると聞けば、歯の矯正って長い目で見たら自分の健康をキープするのにとてもメリットのある費用対効果の高い行為だと言えますね。
考えれば考える程、歯の矯正に踏み切ってヨカッタよ、私。英断だよ、私。
で、そんな目下歯の矯正中ナウの私ですが、口の中に矯正装置やら拡大装置やらが入っていて、磨きづらいことこの上なし。虫歯や歯周病になる確率・リスクが高まっているのがこの矯正期間中でもあります。
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矯正中に虫歯や歯周病で治療をストップすることだけは絶対避けたい!
だから日々のケアには気を遣っています。だけど、登山が趣味で1年を通じて結構な頻度で山に行ってるのに登山中はマメに歯のケアができない。
かと言って趣味は諦められない!
登山時の過酷な口腔環境を年を通じて何度もリピートしているわりに、今のところ虫歯ゼロの私。一般歯科の先生からは「(30代後半という私の年齢と矯正をしているということを考えると)よく磨けてますね!」と言わしめる程、歯磨き優等生です。
そんな私ですが、現状に甘んじることなく情報収集をし続けて…最近より良い歯磨きメソッドを考えついて半月程前から実行中なので、みなさん(特に矯正中の方)にお伝えしたいと思います。
歯磨きセットにNewアイテムを足してみた!
新兵器を投入しましたよ!BUTLERエフコートの虫歯予防薬・フッ化物洗口剤。
じゃじゃん!!
口の中にはびこる菌が敵だとしたら、このBUTLERエフコート・虫歯予防薬は敵をやっつける新兵器と言っても過言ではないでしょう。
だって、洗口剤なのに「要指導医薬品」ですよ。薬ですよ!
医療用と同じ成分「フッ化ナトリウム」配合したOTC医薬品。ちなみにOTCとはOver the counter=カウンター越しに医薬品を販売するという意味で、つまり本製品は薬剤師から指導を受けた上で購入するしかありません。ネット販売ももちろんなし。
要指導医薬品ということでセルフメディケーション税制対象品です。
なので、レシートはちゃんととっておきましょう。
歯に対する意識の高い方ならお分かりかと思いますが、フッ化ナトリウム(=フッ素)は歯のエナメル質の再石灰化を促して歯の質を強くしてくれる&酸に溶けにくくすることで虫歯予防に効果が認められています。
この洗口液の使い方は簡単です。一連の歯磨きの後に仕上げとしてこの洗口液を適量口に含んでぶくぶく1分程うがいするだけ。
私の歯磨き手順と使用している歯磨きセットはこちら→矯正中でも歯磨き上手!私の歯磨き5つのステップと秘訣
うがい後に水ですすいではいけませんよ!フッ素洗口液をしっかり口の隅々まで行き渡らせて、そして水ですすがずに滞留させることで、より効果がUPするというわけ。
なので就寝前に使うのがベスト。いい武器を持っていても使うタイミングを間違えると宝の持ち腐れとなるので注意です。
そうタイミングは大事なのです。
だから、歯磨きのタイミングも変えてみた
健康な歯であれば「食事」→プラーク(歯垢)形成→プラークの中の菌が糖から酸を形成→酸によって歯の表面が溶ける(脱灰)→唾液で酸を洗いながす→唾液の中の成分が再び歯の表面に取り込まれる(再石灰化)→20~40分ほどで元の状態に戻る。というサイクルです。
歯磨きのタイミングに関してはネットでは色々な説が流布していますが、私はこの「20~40分ほどで元の状態に戻る」というところに着目。自分の口の中で唾液が再石灰化を頑張ってくれている最中に、その努力を無にするようなブラッシングをしてよいのか??
という疑問を一般歯科と矯正歯科の先生両方に投げたところ、どっちがどっちの意見か忘れたけれど、一方の先生は私と同じような理由で歯磨きは食後30分はあけましょうとの意見。もう一方の先生はそこまで神経質にならなくても良し&1日1回きちんと(一番いいのは就寝前)にしっかりプラークを落とせば良しとする意見でした。ふむふむ。
とりあえず2対1で歯磨きの間隔を30分ほどあけてみよう!思い立ったらやってみよう!!ということで、朝の段取りを変えてみました。
今までは朝食後すぐ歯磨きしていたのを、最近は朝ごはん→メイク・着替えなど身支度→洗濯物干し→お弁当詰めたり・水筒にお茶を淹れたり→歯磨きという順序にしてみました。これだと朝ごはんから歯磨きまで30分くらいは空くので良いかなぁと。
そんなこんなで未だに道半ば・試行錯誤の繰り返し。
日々の動きは小さくとも歯は確実に動いていますから、その時々に合ったケアをしていくのが肝要だと思います。それと歯磨きアイテムの使用感などはネットの情報だと個人の主観が大きく入り込むので、自分でも色々調べてみて良さげなものはトライしてみる!というフロンティア精神も大切かと。
ちなみに私は矯正装置を2017年2月に装着してから、ここに至るまで歯磨きグッズを度々バージョンアップしております。
矯正開始直前の歯磨きセット→歯磨きに目覚める
上の歯に矯正装置を付けた頃の歯磨きセット→矯正中のはみがき
フロスやブラシや歯磨き粉を色々試していた頃の歯磨きセット→オーラルケアグッズアップデート・オーラルケアグッズアップデートPART2
色々試して自分の中で殿堂入りしたグッズなどもあり、ある程度落ち着いてきた頃の歯磨きセット→オーラルケアグッズアップデートPART3
なので私のベストが誰かにとってはベストではないことは百も承知の上です。自分にとっての現在のベストが半年後はベストじゃなくなっている可能性も大いにあり得る。
でも、より良くありたいという思いは歯磨きだけじゃなくて、生きる上でもとっても大切な心構えだと思うのです。これからもアンテナを張って矯正生活をエンジョイしていきますよ~!!
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