これまでにたくさんの山に登ってきましたが、私が一番好きな場所は北アルプスの「三俣~雲の平~黒部五郎」界隈です。
気候が良い時はまさしくヘブン!パラダイス!!秘境!!!桃源郷!!!!な場所。
難点はチト遠いということですね。まぁ、楽園にはそう簡単にたどり着けないのですよ。
昨年は長野県の七倉ダムより入山し烏帽子~野口五郎岳を経て2日目で三俣山荘に立ち寄ってます。
その時の記事はこちら→矯正中かつ登山中の歯磨きについて
その前の年は富山の折立から入り太郎~薬師沢を雲ノ平を経て3日目に三俣山荘に立ち寄っています。
更にその前には岐阜の新穂高から入って鏡平~双六を経て2日目に三俣でテント泊。
と、まぁ今回目指した三俣山荘はそれほどまでに山深いところにあるわけです。
ここに何とか1日で行けないものか?と考えて…
そうだ!小屋泊りを前提に荷物を軽くすれば1日で辿り着けるなぁと思い立って(長丁場なので初心者にはおススメできません)三俣山荘に行ってきました!!
三俣はテント場もとってもイイのですが、小屋にも泊まってみたかったんですよね~。
やってみたいな!と心に火が付いたら、とりあえずやってみるのがでこぼこオラフの生き様なのだ。
前回の飯豊山に引き続き、今回も矯正中の登山者である私がどんなものを食べて体を動かしていたか?ということに焦点を当ててます。
歯の写真もちょっと載せてますので、そこだけ見たいよ!という方はこの前編ではなく、後編をご覧下さい。
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新穂高~三俣山荘!山旅気分を味わえる道。おいしい食べ物も味わえる道でもあるのだ。
登山開始6時20分。新穂高から小池新道をテクテク歩いていきます。
歩いたのが7月21~22日という暑さMAXな時期。も~、とにかく暑い!
今日の行動時間は昭文社の山地図によると新穂高→三俣山荘まで9時間10分。
この長丁場を最後まで元気に歩き切るには、自分の体のエネルギーをうまいこと燃焼させ続けなくてはいけません。
まずは新穂高に向かう道中でおにぎりを1つ食べて→わさび平小屋の日陰で菓子パンを1つ食べて→秩父沢で菓子パンを更に1つ補給して、シシウドガ原でエネルギーゼリー&レモンピールを食べて鏡平山荘までエネルギーを持続させました。
鏡平山荘ではカキ氷を食べました!火照った体に効きます。500円也。
これが食べたい一心でここまで頑張ったのですよ。
カキ氷でクールダウンして更に遠くを目指します。
毎回思うけど、鏡平から弓折乗越の道がしんどいんですよね。暑い時期は特に。あ、そうそう弓折乗越でもパン1つとアミノバイタルを摂取。
弓折乗越まで登ってしまえば、ルンルンの縦走路です。
7月後半はまだ雪も残っているよ~。
双六小屋が見えてきた。ここからの眺め、すごく好きです。後ろにドーンと聳える鷲羽岳がカッコイイ。
そして双六小屋はラーメンが激ウマなのですよ~~。
山の上でこんなちゃんとしたラーメンを食べられるところってそうそうないです。
ラーメン1000円也。汗で塩分が抜けているのか、スープまで飲み干しましたよ!
鏡平山荘からはここのラーメンを食べたい一心で心の中で「双六!ラーメン!双六!ラーメン」と念じながら歩いていたので、
食い意地パワーのおかげが、ここまで休息込で6時間半となかなかのいいペースで来れました。
ちなみに山地図ではここまで7時間20分。
道中においしいものがあるってすごい原動力になりますね~。
更に景色も天気も素晴らしいとくれば、これはもう多幸感に包まれてドーパミン出まくりで力がモリモリ湧いてくるってものです。
こういう状態に入ると気持ちがオープンになるし自分が山に馴染んでいく感覚になります。
こういう山登りが一番楽しいわ~♪
双六小屋でお腹を満たして、今回の目的地「三俣山荘」へ向かいます。
新穂高から入山する人のほとんどが双六で泊まるので、ここを過ぎたら一気に人が少なくなりました。
そして…やってきました三俣山荘!!(山荘到着時間15時35分。実に9時間15分の長旅でした)
いいところだー。何度来ても心からそう思う。
ここはテント場にしか泊まったことがなかったけど、今日は山小屋に。
普通の土日で来たので、小屋の寝床は空きもあって最盛期にしては静かでした。
いつの年だったかシルバーウイークの5連休に早朝に三俣山荘に立ち寄った時はトイレ待ちの長蛇の列。15分待ちって言ってた人がいたっけ。
人が多いと辟易してしまいますが、今日は静かでよかった。
というか、そもそも土日の二日だけでここに来ようという人が少ないんだな。
夕食は鹿肉のシチュー
普段の食事は基本タンパク質は豆・時々鶏肉(豚・牛はほとんど食べない)の私にはチト重かった。
この日三俣山荘には80歳を過ぎているご夫婦がいて、おじいさんが夕食後胃もたれがすると周りをハラハラさせていましたが…私もその気持ち分かる!
でも、こんな山深い小屋で食事を提供して頂けるだけで有難いこと。おいしく頂きました。
夕食後は酒だ、酒だ~!至福のひとときです。キリンビール500ml 850円也。
おつまみは自分で背負ってきたよ。
黄昏時に酒を飲んで登山者と談笑しつつ過ごす山の時間。やっぱり山はイイな~。
後編に続く…
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